◆ 飲み会 03 ◆
2010年04月14日 (水)
普段全く飲まないのと寝不足が重なって、少々のアルコールだけで高耶はすっかりダウンしてしまった。
「かわい~~」
店の前ですやすやと眠る高耶を、女の子たちが突っついている。
「俺らこれからカラオケ行くけど、なんなら誰かホテルにでも連れてったっていいぜ」
千秋が言うと、
「いいの?」
「ずる~~い、私がつれてく~~」
黄色い歓声が飛んだ。
と、そこへ。
「失礼」
にっこりとした笑顔を作ったスーツ姿の男が、割って入る。
「彼は私が預かります」
それだけ言うと、さあ立って、と高耶を促した。
「………なおえ……?」
「行きますよ」
抱きかかえる様にして高耶を連れ去ってしまった後姿に、女性たちのブーイングが飛ぶ。
「いいじゃん、あんなやつほっとけば」
そう言いながら、アレがナオエか、と千秋は眼鏡を光らせた。
「かわい~~」
店の前ですやすやと眠る高耶を、女の子たちが突っついている。
「俺らこれからカラオケ行くけど、なんなら誰かホテルにでも連れてったっていいぜ」
千秋が言うと、
「いいの?」
「ずる~~い、私がつれてく~~」
黄色い歓声が飛んだ。
と、そこへ。
「失礼」
にっこりとした笑顔を作ったスーツ姿の男が、割って入る。
「彼は私が預かります」
それだけ言うと、さあ立って、と高耶を促した。
「………なおえ……?」
「行きますよ」
抱きかかえる様にして高耶を連れ去ってしまった後姿に、女性たちのブーイングが飛ぶ。
「いいじゃん、あんなやつほっとけば」
そう言いながら、アレがナオエか、と千秋は眼鏡を光らせた。
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