◆ お祝い 02 ◆
2010年03月21日 (日)
翌日、例の女性の机の前に高耶はいた。
今日、彼女は誕生日のはずだ。
だから、来る途中で買ってきたチョコレート味のスナック菓子を、机に置いた。
これは最近、高耶が気に入ってよく食べているものだ。
「高耶さん」
直江の声がして、高耶は振り向く。
「おう、おは───」
よう、と続けようとして、口が開きっぱなしになってしまった。
直江はその手に、なんと花束を持っていた。
ブーケタイプではなく、バラを数本束ねただけの大人っぽいものだが……。
「……やりすぎじゃねえ?」
「そうですか?」
机の上のスナック菓子の横にそれを置く。
「やはり、女性には花でしょう」
そう言って、直江は満足気に頷いた。
今日、彼女は誕生日のはずだ。
だから、来る途中で買ってきたチョコレート味のスナック菓子を、机に置いた。
これは最近、高耶が気に入ってよく食べているものだ。
「高耶さん」
直江の声がして、高耶は振り向く。
「おう、おは───」
よう、と続けようとして、口が開きっぱなしになってしまった。
直江はその手に、なんと花束を持っていた。
ブーケタイプではなく、バラを数本束ねただけの大人っぽいものだが……。
「……やりすぎじゃねえ?」
「そうですか?」
机の上のスナック菓子の横にそれを置く。
「やはり、女性には花でしょう」
そう言って、直江は満足気に頷いた。
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