◆ 侵入者 02 ◆
2010年04月03日 (土)
ものすごい勢いで階段を駆け下りた高耶は、辿り着いた警備室に直江の姿を見つけて、
「直江っ」
と思わず叫びそうになった。
が、それがまずいことに直前で気付いて、慌てて口を閉じると、その様子を見て、直江の方から部屋を出てきてくれた。
「どうしました?」
「誰かいる」
事情を説明するや否やサッと顔色を変えた直江は、
「絶対にここを離れないで」
高耶を警備室へ押し込むと、中にいた若い警備の男性をひとり連れて、駆け出して行った。
ひとり残った年配の警備員が、すかさず警察へと通報する。
最初はその様子をおとなしく眺めていた高耶だったが、飛び出していったふたりが中々戻ってこないから、どうしても我慢が聞かなくなって、
「ちょっと、トイレに行ってきます」
そう言うと、再び階段へと走り出した。
「直江っ」
と思わず叫びそうになった。
が、それがまずいことに直前で気付いて、慌てて口を閉じると、その様子を見て、直江の方から部屋を出てきてくれた。
「どうしました?」
「誰かいる」
事情を説明するや否やサッと顔色を変えた直江は、
「絶対にここを離れないで」
高耶を警備室へ押し込むと、中にいた若い警備の男性をひとり連れて、駆け出して行った。
ひとり残った年配の警備員が、すかさず警察へと通報する。
最初はその様子をおとなしく眺めていた高耶だったが、飛び出していったふたりが中々戻ってこないから、どうしても我慢が聞かなくなって、
「ちょっと、トイレに行ってきます」
そう言うと、再び階段へと走り出した。
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