◆ 日の出 01 ◆
2010年04月09日 (金)
「日の出?」
「そう」
作業の手を止めて高耶が聞くと、直江は大きく頷いた。
今の時期は、直江が屋上を巡回するタイミングで、ちょうど陽が昇るらしい。
「あなたにも見せてあげたい」
直江はそう言うけれど、
「オレが一生懸命床磨いてる時間だろ?」
高耶は取り合わなかった。
「休みの日に来てくれれば」
「誰が好き好んで休みの日まで早起きすんだよ」
口を尖らせてそう言うと、そりゃそうですねと直江は苦笑いになった。
「あなたは忙しいから」
ちょっぴり心の痛んだ高耶が、
「第一、おまえは仕事中なのに邪魔できねーよ」
と、言い訳をしたら、
「土曜日は休日扱いなんです」
やぶへびの答えが返ってきてしまった。
「そう」
作業の手を止めて高耶が聞くと、直江は大きく頷いた。
今の時期は、直江が屋上を巡回するタイミングで、ちょうど陽が昇るらしい。
「あなたにも見せてあげたい」
直江はそう言うけれど、
「オレが一生懸命床磨いてる時間だろ?」
高耶は取り合わなかった。
「休みの日に来てくれれば」
「誰が好き好んで休みの日まで早起きすんだよ」
口を尖らせてそう言うと、そりゃそうですねと直江は苦笑いになった。
「あなたは忙しいから」
ちょっぴり心の痛んだ高耶が、
「第一、おまえは仕事中なのに邪魔できねーよ」
と、言い訳をしたら、
「土曜日は休日扱いなんです」
やぶへびの答えが返ってきてしまった。
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