◆ 日の出 02 ◆
2010年04月10日 (土)
土曜日は、バイトのメンバーが全然違う。
平日は主婦が多く、高耶はひとり浮いている感があるのだが、土曜日はそういった大先輩方がおらず、学生が数人いるだけのようだ。
一応休憩室を覗いてみた後で、高耶は警備部へと向かった。
すると、スーツ姿のままで直江はいた。
高耶の姿を見つけて、驚いた顔で出迎えてくれる。
「本当に来てくれたんですね」
防寒用にと毛布を手に取って、ふたりは屋上へと向かった。
鉄の扉を開けて外に出てみると、空がうっすらと明るくなり始めている。
「今日は気温が高いですね。そんなに寒くない」
高耶の肩に毛布を掛けながら、直江は言った。
「雲が少ないから、きっときれいにみえますよ」
平日は主婦が多く、高耶はひとり浮いている感があるのだが、土曜日はそういった大先輩方がおらず、学生が数人いるだけのようだ。
一応休憩室を覗いてみた後で、高耶は警備部へと向かった。
すると、スーツ姿のままで直江はいた。
高耶の姿を見つけて、驚いた顔で出迎えてくれる。
「本当に来てくれたんですね」
防寒用にと毛布を手に取って、ふたりは屋上へと向かった。
鉄の扉を開けて外に出てみると、空がうっすらと明るくなり始めている。
「今日は気温が高いですね。そんなに寒くない」
高耶の肩に毛布を掛けながら、直江は言った。
「雲が少ないから、きっときれいにみえますよ」
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