◆ 飲み会 07 ◆
2010年04月18日 (日)
昨夜は酔っ払っていて気付かなかったが、直江の車は世界に名高い高級車だった。
家まで送ると言われたけれど、高耶は頑なに断った。
(うちみたいなボロアパート、見せられない)
最寄の駅で降ろしてもらい、徒歩で帰途に着く。
(住んでる世界が違う………)
歩きながら、ぼんやりとそう思った。
もちろん直江がそんな風に思っていないことはわかる。
自分の貧乏生活を知ったところで、きっと関係が変わることもないだろう。
直江は最初、出合った頃から自分を色眼鏡で見たりはしなかった。
身元を明かしてくれた後も、やっぱり何も変わらなかった。
彼にとっては高耶との関係において、社会的な立場などは全く気にならないのだろう。
「……………」
やっぱり、家まで送ってもらえばよかったと思った。
気にしすぎた自分が、恥ずかしかった。
家まで送ると言われたけれど、高耶は頑なに断った。
(うちみたいなボロアパート、見せられない)
最寄の駅で降ろしてもらい、徒歩で帰途に着く。
(住んでる世界が違う………)
歩きながら、ぼんやりとそう思った。
もちろん直江がそんな風に思っていないことはわかる。
自分の貧乏生活を知ったところで、きっと関係が変わることもないだろう。
直江は最初、出合った頃から自分を色眼鏡で見たりはしなかった。
身元を明かしてくれた後も、やっぱり何も変わらなかった。
彼にとっては高耶との関係において、社会的な立場などは全く気にならないのだろう。
「……………」
やっぱり、家まで送ってもらえばよかったと思った。
気にしすぎた自分が、恥ずかしかった。
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